また札駅で映画ポスター展をやっていたので楽しく見てきた。アラン・レネ特集とか。でもそれ以外もたくさんあったので、よくわからん。
「マックス・モン・アムール」です。当時俺は子供だったのでなんだか全然判らず。うすぼんやりと「戦メリの人が今度は獣姦だ」など思ってた。なんかフランス人斜め上過ぎてよくわかんねえよ、とか。その後「猿への偏愛」というムーブメントはマイケル・ジャクソンとシガニー・ウィーバーへ受け継がれたとも言えるな!
それにしてもあの美しいシャーロット・ランプリングが猿とカラむんですか?マジ?北斎漫画を超えてるよ!なんかもう色々ビザールすぎ!すげえゲスい興味で観たい!
そんな思いでいま検索したら、至って真面目な「男女の愛・三角関係を皮肉たっぷりに描く」的なものらしい。
「不倫のトライアングルのうち一方が猿だとしたらどうなる?そもそも不倫なの?純愛なの?」こんな感じであってますか?
大人の寓話っていうんですか?観てみないと判らんな。
「フランスの思い出」知りません!で検索すると「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグに似てる」だそうです。OK把握した。「子供もの名作」か。
で、ポスターの一部アップですが、これどうですか。児ポ的にいうとアウトだと思います。アグネス怠けてないでとっとと告発しろよ。
「カリギュラⅢ」 もう何かフランス映画から大幅にずれているようですが大丈夫か?
こんなもの三作目まで作るなよ。塩野七生先生激怒必至か?
俺にはよく判らないが、いっとき「古代ローマ=エログロ」という妙な等式って、いっとき確かにあったみたいだね。日本で言うところの「大奥」みたいなもの?
まあ例え道端にDVDが転がっていても、大して拾って観たくはないなぁ。
でもポスターかっこいいですね。「フラッシュ・ゴードン」と「グラディエイター」を足したみたいで、いいぞ!エロとか無しでバトルシーンだけだったら観てもいい。
「緑の光線」ああやっと知ってるの出てきた。これは観ました。公開後数年経って、深夜にTVでやってるのを妹がエアチェックしていた。
…今となってはかなり反省している事があるので、いま懺悔がてら書かせていただこう。
これは自意識過剰で、色々ささくれがちな少女のロードムービーなんですよ。すごく頑なで、周りをバカにしまくって毒吐きまくって、いつも焦燥感と虚無感に苛まれて、でもそんな心情を出しまくったらマズイとは思うわけで、そうするとなんか自分から色々と外界に距離を置いちゃったりして、そしてそんなギスギスした自分がイヤで、でもどうしようもなくて、はっきりいって八割方自分が悪いのだけど、でもそれだけじゃないという、そしてそんな彼女にささやかな慰めが訪れたりもしたりとか、まあそういう「カメラ・トーク」的な、もう恥ずかしげもなくいいますが、とってもいい青春映画なんですよ。
で、そういう機微を判った上で見ればすごく胸に迫る映画なのに、正直いって情緒の発達が遅れていた俺は、観た当時は全然判らなかったんです。この良さを。
ビデオを観ていた妹につきあってしばらく眺めていたんですが、主人公少女にまるで思い入れできなんだ俺は
「何だこの女、電波じゃねーのか」「エライ嫌な奴やないか。ボーダーか?」
「泣いてヒス起こせば済むと思ってんのか、痛いわこの女」
「もうこんな『自分だけが判ってんのよ』的なゴーマンな奴が一番嫌いやわ!」
等々。実際、主人公女子の言動は相当に痛いんだけどね…。
しばらくは俺の吐く毒をこらえていた妹も腹を立て、「そんな嫌なら観なきゃいいでしょ!出てけ!」ごもっとも。
その後数年して、やっと思春期が訪れて「二十歳の恋」観てどんよりしたり、「断絶」観て深夜にフラフラ散歩に出かけてしまったり、とか、要はやっと青春映画を観られるレベルに成長したわけです。
で、ある日妹に侘びを入れました。
「あのときはスマンカッタ」と。
すると
「まあ、確かに(お前の言ったように)ヒドイ部分もあるからねえ、あの話は」
ですって。
な、なんと妹は更に次のステージへ進化していた!鷹揚に許してやがる!
というわけでこの映画の教訓。
・エリック・ロメール映画はボンクラ餓鬼には判らない
・男女の精神年齢はいつも女>男
・フランス人のバカンスへの憧れは異常(アメリカ人でいうところのプロムパーティ)
・あまり毒吐くものじゃない
以上!!
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