2010年10月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1815ページ
■ゴッドウルフの行方 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)
シリーズ第1作だが初読。作中スペンサーは二人を射殺、一人を絞殺、人妻と寝て、その娘と寝て、脇腹を一発撃たれ入院し、ちょっとHP回復したので勝手に退院、冤罪を晴らし、街のギャングにガツンといわせるが、発端の事件は小説中程でなんとなく解決してしまう(盗まれた稀覯本が戻ってくる)。さらに最終頁に至り、それまで全く目立たなかった脇役といい仲になってEND。こんな強引なプロットなのに、読後に新鮮な感動を覚えるのはどうしてなんだ。なぜ俺はこのシリーズをもう20作近くも読んでいるのだ。もう何も判らない!
読了日:10月12日 著者:ロバート・B. パーカー,Robert B. Parker
■ああ知らなんだこんな世界史
高校レベルの世界史とは「四大文明→中国史と西欧史」。清水氏の言う通りだ。だからイスラムのイメージって悪いんだな…。単に粗暴とかテロとか、そんな報道ばかりが頭に蓄積されてしまう。今作はそんな風潮へのカウンターだと思う。需要はすごくあると思うのだ。
読了日:10月11日 著者:清水 義範
■ローマ人の物語〈1〉― ローマは一日にして成らず
「熱血漢だが徹底したリアリスト」「システム整備こそが国の礎」「そのシステムさえも、生き抜く為には固執しない」という体質が確立されるまでの通史。古代人ってこれほどまでに明晰だったのか?衝撃を受けた。…ところで塩野さんの記述スタイルって編年体と紀伝体のいいとこどりだよね。
読了日:10月11日 著者:塩野 七生
■ローマ亡き後の地中海世界(上)
「アラブが見た十字軍」を読み、自分の認識がクルッと裏返ったところへ、更にそれを裏返す本。もうね、なんというかね、イタリア半島の防衛力が弱すぎて涙出た。まるでジード軍団的な掠奪暴行三昧。諸侯や法王の勢力が弱いのはいかんともしがたいとして、ビザンツ勢のヘタレ具合って何よ?千年以上も前の他国の事なのにけっこう本気で腹が立つ。ギリシア火はどうしたよ?浴びせろよ!!
読了日:10月08日 著者:塩野七生
■鍵穴から覗いたロンドン
「やる夫で学ぶヴィクトリア朝」からきました。アグネス出番です!ホント荒んでたんだな…。タイムスリップしても絶対行きたくない世界だ。
読了日:10月08日 著者:スティーブ ジョーンズ
■グノーシス主義の思想―"父"というフィクション
グノーシス研究の先達の歩み・見識をバッサバッサと斬り捨てるあたりがなんともすごい。狭い学界でこんな事して大丈夫なのか?と思う。まさに「仏に会うては仏を殺し」を地で行くパンクな宗教学者だ。なんだろう、そんな人の「メジャーデビューアルバム」って感じ。若さを感じる。あとがきの献辞がせつない。もっと語りたいので後日再読する。
読了日:10月08日 著者:大田 俊寛
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