- 2010年2月23日 12:31
- Lob
ステラプレイス映画ポスター展閲覧記の続き。「邦画編」です。
左上奥にご存知「唐獅子仁義」があるが、そんなのはどうでもいい。
手前上段「懲役三兄弟」のデザインが狂ってて実にイイ感じ。
三兄弟と名乗っておいて横一列に並ぶのは4人の面。この乖離ぶりが「元祖だんご4兄弟」、チャンバラトリオ、由緒正しいところではデュマ「三銃士」に近いものがあるような。
そして、この四面並びの巧まざる無機的さがクラフトワークの一連のアートワークにも通じる、と俺は断言する!無機質さとやくざ映画の血しぶきとの無理矢理な邂逅は「ツール・ド・フランス」の遠い先祖に間違いない。
あと「風街ろまん」ジャケットとの関連も見逃せない。実にファミリーツリー的なものを感じる逸品ポスターである。全部出任せだけど。
これも古すぎてさっぱり実感湧かないが美空ひばり映画なのか。
タイトルが素晴らしすぎる。「ひばりの花形探偵合戦」「べらんめえ藝者」ときた。どうやったら「花形」「探偵」「合戦」だの「べらんめえ」「藝者」を一つながりに関連付けられるのか、その言語感覚が判らん!いろいろ豊穣すぎる。
これは完全にいっときの椎名林檎を超えてる。「勝訴ストリップ」?「無罪モラトリアム」?全然及んでないね!
とはいえ上記素晴らしい御題も「徳川セックス禁止令」にはかなわないが…。
高倉健もさいとう・たかをには一歩譲った格好で実写なのにマンガゴルゴのアップポスターという暴挙!果たして内容は面白いのかどうか、さっぱりわからない。
おおかた実写版ドカベンみたいにやるせない出来だと推測した。
なんだかもう、これだけやくざ映画のポスターが並ぶと、全部タランティーノ映画みたいに思えてしまう。
「侠客の掟」なるポスターのアップ。コピーが奮っている。
「死ねと言ったら 揃って死ぬぜ」
「若さの梅宮!人情の待田!豪の高倉!」
そんな簡単に死ぬなよ・・・。
兵役経験者が社会の中核に居た為、こういう文言に違和感が無かったんだろうか?
それはともかく、「豪の高倉」という決め付けがよくわからない。
豪快というより、ストイックに色々こらえているイメージしかないのだが。
もしかして「豪」とはオーストラリアか?
↓
ほんとにオーストラリアでした!
斜め上過ぎてどこから突っ込んでいいか判らない。なぜやくざがオーストラリアまで行って日本刀を振り回すのか?カイボーイ装束にカタナのミスマッチが、なんかギリギリでかっこいいような気もしてきたけど、たぶん気の迷い。
「荒野の少年イサム」といい、唐突に日本人があの世界で理不尽に活躍するというのが不自然ではない、そういうプロトコルの相違が高度成長期と現在の間に横たわっているのでしょうかどうでしょうか?
(単に日活アクションものの亜流なのかもね…)
http://www.youtube.com/watch?v=wZTAiz_IBXA
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